401号室  舟木一雄 暗い・・・暗い部屋。 いや、ここは部屋ではないのかもしれない。 私は誰だ? 名前は思い出すことができた。私の名前は舟木一雄だ。 うっ・・・ 他は頭の痛みがひどくて思い出せない。 とりあえず状況を確認しなくては 耳を澄ます何か機械の様な音がした。 ガツッ 衝撃がくる。 な、なんなんだ? ふと気付くと目の前に花がたくさんあった。 私は気付いた。 あーこれは天国か。 私は天国に来ることができたのか。 良かった。これでやっと楽になれたのか。 孫達と別れの挨拶でもしたかったものだな・・・ ------------------------------- やっとじいさんが死んだな。 こらなんてこというの! 母さんだって疎んでただろ? あんな痴呆症の老人なんてさ 医者にお友達がいて良かったわ。 実はおじいさんはまだ・・・