405号室  佐藤信二 「全員起立。」 がたがたがた・・・ 「今から判決を言い渡す。」 私は隣の弁護士に立たされる。 なんだ・・・何が始まるんだ 「被告人である信二は恋人である愛実を傷つけた。 よって300年の服役を科す。」 おいおいえらい適当だな 「さあおとなしくしろ!」 警備の人に連れて行かれる俺。 「おいちょっと待てよ!」 ほんとうに連れて行かれるのか? 「ま、愛実!」 自分の最愛の人の名前を呼ぶ。 彼女は ただ ただ・・・ 泣いているだけであった。 ------------------------------- 「信二〜信二〜起きてよー」 ・・・ん 俺は刑務所で暮らすんだ・・・ 「はやく起きなさい!」 大声で耳元で叫ばれ俺は飛び起きた 夢・・・? 嫌な夢だほんとうに汗をかいている。 「なんかうなされてたよ?」 この夢は何かのメッセージなのだろうか 俺は何か薄ら寒く感じて愛実を強く抱き寄せた。