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黄昏が終り夜が来る
人々は闇を嫌い明かりを灯す
だけどボクと彼女は月明かりの下で
静かに愛し合う
ボクは彼女に囁く
もう二度と離さない
彼女がボクに囁く
しかしボクはもう思い出せない
彼女はもういない 全ては過去のことだ
好きだけではいけないのだろうか
溢れんばかりの想いだけでは駄目なのだろうか
どうして傷つけ合う前に言えなかったのか
淡い願いの恋は叶い
永遠の愛は叶わなかった
冷たい月明かりがボクを照らす
いつの間にボクは独りになったのだろう
冷たい月明かりがボクを照らす
だけどそれはどこか優しいヒカリだった
そしてボクは思い出した
あの夜
彼女がボクに囁いた言葉を
遅すぎた涙が止めどなく溢れる。 |