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ボクはいつも鍵を首から下げていや
両親の帰りが遅いのでボクが学校から帰ると
いつも誰もいない居間がボクを迎える
ボクの心の中の扉は隙間風でがたがたと揺れていた
そのうちボクはその扉に鍵をかけた
丈夫な鍵は滅多なことでは壊れない
時間が経ってからボクはある事に気が付いた
扉にかけた鍵を失くしてしまった
ボクは一体どんな鍵をかけたんだったか
更に月日は流れ
ボクは周囲と孤立した人間になっていた
誰にも心を開かない冷たい人間と言われた
そりゃそうさ
扉を開ける為の鍵をなくしたんだから
開けたくても開けれないんだ
ボクが失くした鍵はどこに行ったんだろう |
2005/05/07(Sat) 01:49
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